くれない

音楽、美術、アイドル、日常

生きること

 

 

 

ここ数ヶ月の心境を慮ると言葉にできない気持ちが溢れてくる

自分を脅かすものが様々あったのか、何かに引っ張られたのか、内からぐらついたのか、全くそういう次元ではないのか、わかりませんが、ただ幸せでいてくれることを、それだけを願っています

自分を大切に日々過ごせます様に

 

 

 

たしかなまなざし

 

 

 

本物を生み出す人は、たしかなまなざしをしている。

私のまなざしは造り物だろうか。

自分の、ガワを剥ぎ取った身の締まり具合を問われているような、そんな毎日。

ひとつひとつ日々積み上げられているだろうか。

終わらない自問自答の中で今日も気絶するように夢へと落ちていく。

 

 

 

普遍性 Timelessness

 

 

 

休日に映画を二本見た。「Martin Margiela: In His Own Words マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”」と「サマーフィルムにのって」。初めて行ったシネマカリテ。案内のおじさんが感じ良かった。

 

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マルジェラは15時台でほぼ満席。見た感じ流行に敏感そうな、ファッション好きそうな若者が多い印象。

Tabiや四隅の刺繍、騙し絵の印象が強く、前衛的でひねくれた革命児かと思いきや、良い意味で地味で素朴な普通の人だった。真面目で几帳面、語り口は終始穏やか。独りで過ごす時間が好きで、デザインが好き。何か固定概念を覆したい気持ちがある。そういう部分に親近感を抱いて、マルジェラを時の人・特別な人と捉えるのではなく、(もちろんあれ程の優れたものではないですが、我々と)同じような感性を持った人なんだなと感じることができて、とても良かった。シーズンを重ねる毎に鋭く美しさに磨きがかかっていったように思う。勿論美しいとは言い難いもの、凡人には一目では理解し難いルックも多々あるのだけど、そこにはデザイナーの意図があり、哲学がみえる。選ばれたモデルやインタビューに応じていたマルジェラ周囲の人をみていると、人とは内面の奥深さや知的センスや精神性がいかに大切か思い知らされるようであった。ファッションやあらゆる物事に対する思考について考えさせられると同時に、純粋に美しさに陶酔する心を大切にしたいとも思ったり。とても良かったのでパンフレットも買った。じっくり読んでまた勉強しよう。

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サマーフィルムは脚本がベタでしたけど、映像はとても美しくこれで本当に私の夏は終わりを告げました。ギリギリ夏の間に観に行けてよかった(絶対もう秋)。

スクリーンに映る少年のような少女像のまりちゃんは語弊を恐れず言うととても美しくて綺麗だった。相手の金子君も同様で印象に残った。ある意味青春群像劇、ある意味タイムトリップSF物語、ある意味ラブコメ。裏切りや期待外れなストーリーは一切無く、こんな風にキャラの濃い登場人物誰も取り溢さず皆仲良くできたら最高だなって、自分の青春時代を投影したくなる尊さがあった。性格趣味強みそれぞれ違う少女3人の仲の良さには特筆して輝かしいものがあった。

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休日に2本続けて映画を見るなんて私にしては珍しいことをした。映画を楽しめるようになりつつある。嬉しいやら時の流れを実感するやらである。文化を斜に構えず正面から咀嚼して自分の中に落とし込んでいきたいと、今はそんな気持ちがある。またいつかの休日映画館に行こう。

毎日36時間くらいあればいいのにと思う。そして伸びた分だけ知識を得られる時間となればいいのに。時間が足りずに毎日が過ぎていく。それでも与えられた平等な時間の中で一つずつ蓄えていくしかないのだ。無知な自分を恥じたり悔いる暇など無いのだ。

 

 

 

置き土産

 

 

 

安野さんの追悼展に行った。絵の美しさに心が浄化されると同時に、自分の無知さ浅薄さが突き付けられた時間だった。あらゆる物事において、学びを深めないといけないなと思う。

それとはあまり関係のないことで寝る前に調べたこと全部夢に出てきてしまったから慣れないことはするもんじゃないと反省しました。俺の頭は展覧会の膨大な情報で既にキャパオーバーだったようだ。

 

置き土産のように新曲を披露してからほとんど消息を絶った久保さんは元気にしているでしょうか。ケンタさんと猫(多分トムさん)を抱えた久保さんが近所を散歩しているところに偶然出くわすという謎すぎる夢を最近見たのですが、またクリスマスくらいから動いてくれるかしら。それか松本素生が娑婆に引っ張り出してくれるだろうか。

何も無さすぎていよいよ寂しくなってきた(?)。元気でいてくれたらそれでいいけど、やっぱり姿を見たいよね。過度な期待はかけたくないけども、待ち遠しい気持ちに嘘はないのです。

 

 

 

覚え書き

 

 

 

尾崎兄弟のテスト配信、アーカイブも残らずまるで夢幻のようであった。J-lyricを見ながらワンフレーズのハローグッバイ、その流れで全く同じコードの真夜中のダンス。曰く「手癖が出ちゃう」と。不滅のあなたへってアニメが好きで曲を(勝手に)作りたい話からシロップの曲が合いそうという話、そしてRebornカバー…素晴らしかった…五十嵐さんの作るメロディは僕には作り出せないメロディと言っていた。小手先のテクニックは使わず、簡易なコードだけどグッと来るメロディ、と。

自分の中でシンパシーを感じないような曲は全くメロディーが覚えられないという話。以前やったドライフラワーとか、Pretenderをやろうとしたけど全然覚えられず和樹くんがイライラしたとか笑

バンプくるりピロウズ、シロップはリクエストいけると言っていた。あと髭ちゃん‼︎まさかだったけど昔ニコ動でカバーしてたらしい(どの曲だろう?)。あとナンバガフジロックのコメント欄でニワカ乙と一蹴された件(オタクキビシー!)、以前対バンしたSALOVERSが良かった話。コメント欄には上記バンドの曲やGG、BBHF、warbear、ペリカン等のリクエスト…夢に溢れた素敵な空間だったわ。日曜夜もやると言っていたので楽しみに待とう〜何者でもない兄弟の宵の遊び、最高だな。

 

 

 

十五夜

 

 

 

9月21日、中秋の名月。空が明るい。雲は刻一刻と動いていく。

移ろいゆく時の中にも変わらずそこには空があり、雲があり、月があり、星がある。

いろんな人が見た星と 僕らが今見る星と ほとんど変わりがない それがうれしい

 

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花鳥風月

 

 

 

涼しく暖かい朝。心地良い風が吹いてる。

 

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Zeppってそういや独特な匂いがした。Zepp Tokyo

最初に行ったのは多分2011年、だとすると丁度10年。最後に行けてよかった。

今年のフレパはゲストのバイタリティに圧倒され、俺はそんなオラオラモードで生きちゃいけねぇ…と自分の器の小ささを目の当たりにした。

グラピ素敵だったな〜次聴けるのはいつだろう。

来年こそ懐かしい曲を期待してる ;ᴗ;

 

andropビルボードツアーも終幕!至高の音楽をありがとう〜

あの場で聴いた音色やそこで溢れた感情は少しずつ過去のものになっていくけど、その美しく儚く煌びやかな瞬間をできるだけ忘れずにいたい。

そしてこれからも素晴らしい芸術と隣り合わせで生きていきたいので、疲れて打ちひしがれるばかりでなくもっともっと貪欲に蓄えを増やし血肉を豊かなものにする為に精進しようと心に決めたのでした。

誠さんのインタビューは抱腹絶倒やった笑 誠さんの心根の熱さ優しさを俺は忘れないからな ;ᴗ;

 

relightもリリースから丁度10年。色々あったけど今もこうして新しい音楽を皆と共有していられることに感謝。明日はMoonlightのリリースを待ち侘びながら久々にrelight聴こうかな。我が家のベランダからも綺麗に月が見えた。空は繋がっているんだね。