海を見ていた午後
滅多に朝に予定を入れないで有名な私ですがどうしても行きたくて早起きして行きました。モンドリアン。
作品数は多くなかったけど一人の人間が生涯を賭けて生み出したものをものの1時間で体感できる貴重な機会であった。
バルビゾン、印象派、点描画、象徴主義、フォーヴ、キュビズム、抽象画。時代の移り変わりと自身への誇りと葛藤とが伝わる作品群だった。
目玉の作品では無かったかもしれないが、枯れゆくひまわりとオランダカイウの絵がよかった。あと乳牛の絵。アトリエの写真。リートフェルトの椅子、シュレーダー邸。
デ・ステイルはブルーナ氏に影響を与えたとのことで、心揺さぶられる芸術は点と点が線で繋がってると認識できてよかった。その前の時代も然り。
リニューアルした損保も綺麗になってて悪くない。階段キツかったけど。
本当は海見る予定じゃなかったのだけど行けそうだったから寄ってみた。
海辺の街独特のスローライフ感漂う空気、潮風の匂い、一定のリズムで波打つ海岸、他愛もない話をしている大学生らしき若者、犬の散歩に来ていた地元の人、カモメの鳴き声、夕暮れのチャイム。
何もないのに海に黄昏にくる人の気持ちがやっとわかりました。非常に浄化された。
道はなく 壁もなく ただ空は青く その青さが故に青い海。
本来の目的は美術館です。藤田道子さんのインスタレーションを見に行った。色遣いがとても素敵。リボンは買ったものもあるのかもしれないけど商品に付いているようなリボンも多くあって想像力が刺激されました。楽しかったし、私も楽しいことしたいなと久々に前向きな気持ちになれた。
茅ヶ崎でも紫陽花が綺麗に咲いていた。
某ウイルスのせいで色々と気が滅入りがちだけど沢山の芸術に触れて触れて触れまくって感性を磨き続けたいと今は確かに思うのです。